観光スポット
鳴子峡 <なるこきょう>
東北屈指の名所「鳴子峡」。昭和7年、史跡名勝天然記念物に指定されました。大谷川が刻んだ深さ約100mの大峡谷で、春には新緑が楽しめ秋には眩い程の紅葉を魅せてくれます。
鳴子峡にはレストハウスがあり、食事処やお土産コーナーもあります。なお、レストハウス隣の見晴台からは大深沢橋が一望できます。
付近には鳴子峡遊歩道や大深沢遊歩道があり、自然の中をゆっくり散策をすることができます。
また、2019年には宮城オルレ「大崎・鳴子温泉コース」が整備されました。鳴子峡やおくの細道を通り鳴子温泉駅までの約10㎞のコースです。
*冬季は施設・遊歩道ともに閉鎖
鳴子峡レストハウス TEL 0229-87-2050
場所について
鳴子温泉駅から鳴子峡レストハウスまで4.2㎞、車で10分、徒歩70分。
無料駐車場・トイレあり。(紅葉期、駐車場は有料)
潟沼 <かたぬま>
承和4年(837年)の大噴火によって出来たカルデラ湖で周囲1.3km、深さは平均3~4mで最深部で約16mと言われている湖です。
日本有数の酸性湖で魚は住めませんが、ユスリカが生息しています。季節や天候によって湖の色が変わったり、秋には湖畔周辺が綺麗に紅葉するので、湖畔の周りをのんびりと
散策するのもおすすめです。湖畔にはレストハウスがあり、食事処や貸ボートを利用することができます。
また、5月~11月初旬にはスタンドアップパドルボート(SUP)体験をすることができます。(要予約)
*冬季は施設・道路ともに閉鎖
場所について
鳴子温泉駅から潟沼まで2㎞、車で5分、徒歩30分。
無料駐車場・トイレあり。
日本こけし館 <にほんこけしかん>
昭和50年(1975年)、深沢要氏の寄贈570点、溝口三郎氏の収集品800点を基に「全国こけし祭り」に出品され温泉神社に奉納されたこけしを展示して開館されました。
5000本以上のこけしを所蔵しており、館内では「深沢コレクション」「溝口コレクション」「高松宮殿下秘蔵」のこけしも展示しています。
全国各地に住む工人たちの伝統こけしを一堂に集め、受け継がれてきた素朴な東北の心を感じることができるところです。
こけし工人による実演コーナーやこけしの絵付体験コーナーもあり、伝統こけし・こけしグッズ等を取り扱う売店もあります。
⇒公式ホームページ
*1月~3月は冬季により休館
日本こけし館 TEL 0229-83-3600
場所について
鳴子温泉駅から日本こけし館まで2.5㎞、車で7分、徒歩40分。
無料駐車場あり。
尿前の関跡 <しとまえのせきあと>
尿前の関とは伊達藩と新庄藩との国境で重要な関所でした。
「蚤(ノミ)しらみ 馬(ウマ)の尿(バリ)する 枕元(マクラモト)」
元禄2年(1689年)、松尾芭蕉が「おくの細道」の旅の途中でこの関所を通りましたが、その際に隠密かと怪しまれ厳しく調べられた末、難渋して関を越したところです。
また、松尾芭蕉通過後80年目に建てられた「芭蕉句碑」があります。
*冬季は降雪のため閉鎖
場所について
鳴子温泉駅から尿前の関まで2㎞、車で5分、徒歩30分。
鳴子ダム <なるこだむ>
鳴子ダムは昭和27年(1952年)着工、昭和32年(1957年)完成。日本人だけの手で作られた日本初のアーチ式ダムです。
このダムの建設により干ばつや洪水を防ぐことができ、米どころの大崎平野を豊かにしました。
2016年には「土木学会選奨土木遺産」に認定されました。
春には新緑、秋には紅葉も楽しめる場所となっています。ゴールデンウィークの時期には、高さ80メートルの綺麗な「すだれ放流」を観ることができます。
鳴子ダム管理所 TEL 0229-82-2341
場所について
鳴子温泉駅から鳴子ダムまで4㎞、車で10分、徒歩50分。
温泉神社 <おんせんじんじゃ>
続日本後記に記された承和4年(837年)の大噴火により噴出した温泉を鎮めるために建立された延喜式内社です。
この神社のほかに、川渡温泉の温泉石神社、鬼首温泉の荒雄川神社もあります。
また、境内には噴火の際、飛んできた火山岩と東北地方の草相撲のメッカとなった土俵があり、この土俵は源頼朝が平泉征伐の戦勝祈願に相撲を奉納したと伝えられています。
毎年9月の祭典には東北の高校生の相撲大会が開催されます。
こちらの神社では御朱印がもらえますので、ご希望の方は社務所までお越しください。
*延喜式内社とは・・延長5年(927年)にまとめられた「延喜式神名帳」に名前が記載されている2861社の神社のこと。
温泉神社 TEL 0229-82-2320
場所について
鳴子温泉駅から温泉神社まで600m、車で3分、徒歩8分。
鬼首かんけつ泉 <おにこうべかんけつせん>
鳴子温泉郷鬼首温泉にある「鬼首かんけつ泉」は約10分間隔で15m程噴出する間欠泉「弁天」と、10~20分間隔で2~3m噴出する間欠泉「雲竜」の2つの間欠泉があります。
鬼首かんけつ泉 TEL 0229-86-2233
*冬季は閉鎖
場所について
鳴子温泉駅から鬼首かんけつ泉まで13㎞、車で20分。
オニコウベスキー場
急斜面から緩斜面まで変化に富んだコースがあります。
グリーンシーズンはカブトムシ観察園やファミリーカート・釣り堀なども楽しむことができます。
オニコウベスキー場 TEL 0229-86-2111
場所について
鳴子温泉駅からオニコウベスキー場まで15㎞、車で25分。
上野々スキー場 <うえののすきーじょう>
初心者やファミリー向けのゲレンデで、ソリ遊びもできて小さいお子様も楽しめるスキー場です。
上野々スキー場 TEL 0229-83-3650
場所について
鳴子温泉駅から上野々スキー場まで1.6㎞、車で6分、徒歩25分。
遊歩道やアクティブ体験
鳴子峡遊歩道
鳴子峡レストハウス側からの「中山平口」と日本こけし館側からの「鳴子口」があり、渓谷の自然を歩いて楽しめる遊歩道です。
レストハウス隣の見晴台からは大深沢橋が一望できます。
中山平口
大部分が階段の遊歩道。落差が100mあり「鳴子峡」を下から見ることができ、ダイナミックな岩肌や自然を感じることができます。
開放時間:9時~16時 片道約350m(往復約30分)
鳴子口
高低差があまりない緩やかな遊歩道。中山平口とは違った静かな雰囲気を味わうことができます。
開放時間:9時~16時 片道約230m(往復約20分)
*冬季は閉鎖。
大深沢遊歩道
木々の中や沢の近くを散策できる遊歩道で、鳴子峡遊歩道とは道路を挟んで反対側にあるコースです。
鳴子峡レストハウスを起点にして、一周約2.2㎞・徒歩50分の遊歩道。常時開放していますが明るい時間にご利用下さい。
*冬季は閉鎖
おくのほそ道出羽街道中山越
「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也・・」この冒頭分で知られる松尾芭蕉の「おくのほそ道」。江戸を旅立った俳聖・松尾芭蕉とその門人・河合曽良が鳴子を訪れたのは元禄2年(1689年)。おくのほそ道の旅に出てから47日目のことでした。
奥州行脚に旅立った芭蕉は、平泉から引き返し、仙台藩から出羽に出ようとしてこの道を通ったと記されています。
*冬季は閉鎖
宮城オルレ大崎・鳴子オルレコース
鳴子峡~大深沢~おくのほそ道~小深沢~尿前の関跡~鳴子温泉街を歩く約10㎞のコースです。
春から秋まで、季節によって移り変わる自然風景を楽しみながら歩くことができます。
スタート
鳴子峡レストハウス
フィニッシュ
鳴子温泉郷観光案内所(鳴子温泉駅内)
距離10㎞ 所要時間約4時間 難易度初級
*宮城オルレとは・・韓国済州島から始まった徒歩旅行の道「オルレ」が宮城県で始まりました。オルレは済州の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味ですが、歩く道やトレッキングコースという代名詞として使われるようになりました。
宮城オルレは九州オルレ、モンゴルオルレとともに済州オルレの姉妹版として、壮大な風景と由緒正しい温泉、長い間築いてきた文化と歴史を五感で感じ、体験できる特別なトレッキングです。
*冬季は閉鎖
地獄谷遊歩道 <じごくだにゆうほどう>
鳴子温泉郷鬼首温泉にある「地獄谷遊歩道」。沢の両岸から温泉が噴き出し、湯気や熱気が漂う中を歩くことができる遊歩道です。
ゴボゴボとお湯が湧き出る音があちらこちらから聞こえ、地球のパワーを真近に感じられます。
遊歩道のすぐ脇からお湯が噴き出しているところもありますので、お気をつけながら散策して下さい。
*冬季は閉鎖
場所について
鳴子温泉駅から地獄谷遊歩道まで13㎞、車で20分。
SUP <さっぷ>
誰でも簡単に始められるスタンドアップパドルボード、通称「SUP(さっぷ)」を潟沼で体験することができます。
事前予約制なので、ご希望の方は下記よりお申込み下さい。
→鳴子アーススポーツプロジェクト
*冬季は閉鎖
サイクリング
マイロードバイクを持参して、自然に囲まれた鳴子温泉をサイクリングで楽しむことができます。
鳴子峡や潟沼、鳴子ダムへもロードバイクで向かえば、いつもと違う自然の風を体感できます。
体力に自信のある方は、アップダウンの多い鬼首(おにこうべ)温泉まで足を延ばして、山々や高原の空気をたくさん感じるのもおすすめ。
サイクリングの後は温泉で汗を流したり、足湯で疲れた身体を癒すこともできます。
なお、鳴子温泉駅にはバイクスタンドを設置しており、空気入れもありますので、必要な方は観光案内所までお寄り下さい。
鳴子温泉観光協会では毎年春又は秋にファンライドイベントを開催しております。
*冬季はおやすみ